バルコニーアンケートのチェックポイント

分譲マンションにお住まいの方は、アフターサービスや大規模修繕前にバルコニーのアンケートに答えることがあると思います。しかし、いざアンケートに答える時に「バルコニーのどこを見ればいいの?」と思う方は多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は、バルコニーアンケート時のチェックポイントを紹介していきます。

チェックポイント 柱、梁、床、天井にひび割れがないか?

ひび割れには、コンクリートやモルタルの中に含まれる水分が蒸発して体積が収縮しひび割れとして現れるものと、地震や地盤沈下などの外力によるものとに大別されます。専門家に依頼すれば、ひび割れの幅、位置、向き、形状などから原因を推測し、直ちに補修が必要な場合、補修を必要とせず経過を観察する場合のどちらかを判断し、適切な処置をとることができます。

バルコニーアンケート_ ひび割れ

 

チェックポイント 排水溝に傷、膨れがないか?

排水溝には、しばしばウレタン塗膜防水という防水材が塗られています。ところが防水材がまくれていたり膨れていたりすると、漏水の原因になります。

バルコニーアンケート_排水溝

 

チェックポイント 排水溝、床の勾配が確保されているか?

排水溝や床に水が溜まった、または湿った状態が続くと防水の劣化が早くなる恐れがあります。床は排水溝に向かって勾配が取れているか、排水溝は排水口に向かって勾配が取れているかを確認します。排水溝の勾配は緩やかになっているので、定期的な掃除を推奨します。

バルコニーアンケート_勾配-min

 

チェックポイント 手摺、隔て板はしっかり固定されているか?

手摺や隔て板を固定しているナットやボルトが緩んでないか、ガタツキ、異音はしないかを確認します。

バルコニーアンケート_手すり

 

チェックポイント シーリング材に剥がれ、割れがないか?

シーリング材とは、防水性や気密性を保持するためにサッシ廻りやコンクリートの継ぎ目に充填するものです。シーリング材に剥がれ、割れがあると損傷した部分から漏水する恐れがあります。

バルコニーアンケート_シーリング

 

チェックポイント オーバーフロー管は詰まっていないか?

オーバーフロー管とは、台風や集中豪雨などによって排水口が詰まり雨水を排水できなくなってしまった場合に、室内への侵入を防ぐため一時的に排水するφ50mmくらいの排水管です。万一、排水口から水があふれ、オーバーフロー管が詰まっていた場合には、室内が浸水してしまう恐れがありますので、注意が必要となります。

バルコニーアンケート_オーバーフロー管

 

チェックポイント 塗装面に塗りムラ、浮きがないか?

塗装面の塗りムラの原因としては、塗装前の下地調整、あるいは、下塗り、中塗り、上塗りの施工段階の乾燥状態、塗り厚の不均一などが考えられます。塗装の不具合は美観を損ねるだけでなく、建物を紫外線や風雨から保護する役割が果たせず、建物の老朽化を早める事につながります。

バルコニーアンケート_塗装面

 

バルコニーは「専用使用権が認められた共用部分」で、「通常の使用を伴うものについては、専有使用権を有する者がその責任と負担において行わなければならない」とされておりますので、バルコニーの維持管理、清掃は定期的に日頃からきちんと行いたいものです。アフターサービスや大規模修繕前のバルコニーアンケートでは上記のチェックポイントを参考にしていただき、お住いのマンションが長く安心して住むことができるマンションにしていきましょう。

 

 

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