マンション鉄部・金物「サビ」のメンテナンスのタイミングは?

  • Update: 2014-07-17
マンション鉄部・金物「サビ」のメンテナンスのタイミングは?
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さくら事務所 編集部

サビ発生のメカニズムとは?

表面の金属原子(+イオン)が、水や空気中の水分と反応(酸化還元反応)を起こし、そこで生成される水酸化物や酸化物、これがサビ。

金属表面が空気や水に触れると、金属中の電子(e-)が離脱して水分が電気化学反応を起します。そこで発生した水酸化イオン(OH—)と金属原子、鉄であれば鉄イオン(Fe+)が結合して水酸化鉄を生み、さらに酸素と反応して酸化鉄=サビとなるのです。

海水などに含まれる塩化物イオン(Cl−)は、より一層鉄イオン(Fe+)が結合しやすい(安定化しやすい)ため、よりサビが進行しやすくなる。

「沿岸部の建物は鉄部がサビやすい」というのは、そういう理由からです。

サビは初期段階の処置が肝心

サビが発生した初期段階では、美観上の問題にすぎませんが、サビは一度発生すると、加速度的に進行し、放置しておくと鉄部を貫通してしまうのです。

貫通してしまう段階までくると、修繕というレベルではなく、部品ごと交換するしかありません。例えるなら、虫歯みたいなものです。

初期段階での処置が肝心で時間が立つだけ悪化していくのです。

通常、マンションの長期修繕計画上、サビ補修は5〜6年周期で計画されています。

もちろん、サビがほとんどなければ、修繕の必要はありませんが、進行の度合いによって、5年待たずとも手入れが必要な場合もあるでしょう。

重度のサビでなければ、丁寧にサビび落とし(ケレン)をして再塗装することで、比較的費用も安価に、美しい姿に蘇ります。

そのためには、管理人さんの日常管理だけに依存せず、居住者も共用部分も気にしてチェックしておくとよいでしょう。

特に、バルコニーなどは普段居住者しか見る機会はないですし。避難ハッチがあるお宅は、時々そーっと蓋を開けて確認してみましょう。(いきなり開けると梯子が落ちる場合があるので注意が必要。)

いざ避難という時に、サビていて動かないなんてことになったら、大変です。

バルコニーの錆_事例

日頃からこまめな点検・メンテナンスを

もちろん、建物は風雨に晒されていますから、その劣化の度合いはマンションの建っている環境によってさまざま。

既述のとおり、海水の影響を受けやすい沿岸部では通常よりも早くサビますし、雨の水素イオン指数(ph)でも変わります。

さくら事務所の診断事例からも建物劣化は机上の理論通りにいかないことが通常ですから、長く快適に住まうためにも日頃から点検をこまめして適切にメンテナンスをしていきましょう。

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