災害時に備えるべき、マンション入居者名簿

災害時に備えるべき、マンション入居者名簿

災害時こそ問われるマンションコミュニティの機能

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近隣づきあいの多い戸建てとは異なり、隣に住んでいる人がどんな人かわからないといったケースもままあるマンション住まい。
ですが、万が一のときに頼りになるのは隣近所のひとかもしれません。

阪神・淡路大震災発生時には、多くの人が倒壊家屋の下敷きになりましたが、その8割近くが近隣の住民たちにより救出されています。
災害時、行政の組織的な救助が機能するまでには時間を要します。
それまでに自分たちでどれだけのことができるのか?災害時こそ地域コミュニティの力が問われるでしょう。

ですが、日頃お付き合いのない隣近所・・・。
どのように安否を確認し、共助していけばいいのでしょうか?
建物に大きな損壊はなくとも、家具の下敷きになって動けない人が室内に残されているかも知れません。
お年寄りや小さなこどもなど、優先的に安全を保護すべき要援護者たちは、どのように安否を確認すればいいのでしょうか?

そこで、災害時のためにぜひ備えて置いてほしいのが「入居者名簿」です。

多くのマンションの管理組合では、個人情報保護法を理由として、理事会や委員会が利用可能な入居者名簿はありません。
管理会社の保有する名簿は事情がどうあれ、プライバシーのために開示されません。有事に備え、管理組合主導で作成する必要があるのです。

入居者名簿に必要な情報と作成・保管の注意点

入居者名簿には、次のことを記載しておきましょう。
□ 氏名
□ 性別
□ 年齢
□ 勤務先(通学先)
□ 連絡先
□ 血液型
□ 緊急連絡先
□ ペットの飼育の有無

※特定の場合に必要な情報
□ 介護や支援など、必要な内容
□ かかりつけの医療機関など

入居者のプライバシーにかかわることも多く含まれていますので、災害時以外の利用は不可とし、厳封するなどの管理が必要です。
年に一度、総会の席上などで開封されていないことを確認するのもいいでしょう。

また、災害時は電気が使える環境とも限りません。
データ媒体での保管ではなく、紙媒体を基本としましょう。

防犯対策として、備蓄品などのモノの備えも肝心ですが、いざというときに助け合えるコミュニティの醸成も必要かもしれません。

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