マンションの大規模修繕工事、ベストシーズンは?

  • Update: 2013-03-18
マンションの大規模修繕工事、ベストシーズンは?
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株式会社さくら事務所

マンションの大規模修繕工事にはベストシーズンがある?

1990年代後半から約10年間にわたって続いた、新築マンションの供給ブームや消費税増税の影響などから、2013年の秋に向けて大規模修繕工事を計画する管理組合がとても多くなっています。

既に、一部の施工会社では2013年の9月~10月頃に着工する工事は満杯の状態で、この時期の工事を打診しても断られるケースが出てきているようです。

大規模修繕のベストシーズンというと塗装工事や防水工事など施工後の乾燥状態によって、仕上がりに影響するというようなことをイメージされると思いますがそれだけではありません。

一度でも経験されている管理組合ではご存知の方が多いと思いますが、大規模修繕工事を行なう季節・時期は注意しておきたいポイントの一つです。

マンションではバルコニーにエアコンの室外機が設置されているケースが多く見受けられますが、大規模修繕の際にバルコニー床の防水工事や塩ビシートの張替え、外壁補修工事が行なわれる場合、室外機を取り外す必要があるなど数週間にわたりエアコンが使用できなくなることがあります。

7~8月や1~2月に工事実施となるとエアコンを利用できず、日常生活に深刻な影響を及ぼすことになります。

1~2月の時期であれば代替の暖房として電気ストーブの利用が考えられますが、7~8月では冷房の代替策は簡単でなく、熱中症などの心配もあります。

これまでは一般的な規模のマンションであれば、大規模修繕工事の希望時期から半年程度前に施工会社に相談すれば断られるケースはほとんどありませんでしたが、震災復興などの建設需要が増加することも見込まれますので、大規模修繕工事をベストシーズンに行なうためにはこれまで以上に早目の計画が肝心になります。

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ホームインスペクション(住宅診断)をはじめとする個人向け不動産コンサルティングや管理組合向けコンサルティングを行っている。400を超えるマンション管理組合のコンサルティング実績をもち、大規模修繕工事や長期修繕計画の見直し、瑕疵トラブルなどの管理組合サポートサービスを提供している。

【監修】さくら事務所マンション管理コンサルタント(マンション管理士)

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