そろそろ4月~6月の総会シーズンが近づき、理事会活動も忙しくなってきている管理組合も多いと思います。
大規模修繕工事など、多額の費用がかかる修繕工事のご検討をされている管理組合もあるのではないでしょうか。
この大規模修繕工事などの修繕工事の予算や、組合員から集める修繕積立金の算出の根拠となるものが「 長期修繕計画 」です。
長期修繕計画はとても重要なのですが、推奨されている5年ごとの見直しなどの適正な運用がなされていないなど、活用されていないケースがよく見られます。
マンションの修繕計画、3タイプ
修繕計画については、過去、3つのタイプに大別する考え方がありました。
①「長期修繕計画」
長期的展望に立ち、共用部分等各部の修繕時期と概算費用を表示し、必要とされる修繕積立金の算定数字の根拠とする。25年~30年程度までの将来範囲を考慮する。
②「中期修繕計画」
建物の経年劣化による劣化状況を点検し、大規模修繕工事を視野に入れたより詳細な修繕計画を策定する。5年程度までの将来範囲を考慮する。
③「短期修繕計画」
修繕実施計画とも呼ばれ、修繕が実施される2年程度前からの具体的な計画で見積もり費用を算定し、資金計画の準備を行う。
<平成13年㈶マンション管理センター発行「マンション管理の知識」より引用>
実際に、今でもこのような考え方で修繕計画を運用している管理組合もあります。
一方で近年より精度の高い長期修繕計画を作成する管理会社も増え、長期修繕計画だけで工事の実施時期や修繕積立金等の検討を完結する方法が採用されることも少なくありません。
どちらが正しいというわけでもなく、どの方法を採用するかは、管理組合のご判断となります。いずれにしても、長期修繕計画は有効にご活用になることをお勧めしたいと思います。
なお公共機関でも長期修繕計画に関する啓蒙を行っております。以下に記しますので、参考にしていただければと思います。
・都市整備局住宅政策推進部ホームページ
「分譲マンション長期修繕計画・計画修繕ガイドブック」
・国土交通省ホームページ
「長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン」
また、さくら事務所では修繕計画見直しのお手伝いもしています。
客観的な判断をいたしますので、管理組合だけで行うのを不安に感じる方は、ぜひご検討ください。
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