先月、首都圏を直撃した台風9号の影響で、都内のビルの外壁タイルが剥落、通行人が負傷するといった事故が起きました。
施工不良や経年劣化による不具合を放置していると、雨風の影響で剥落することはままあります。
事故を未然に防ぎ、資産でもある住まいを守るため不具合の早期の発見・原因究明が肝要です。
多くの分譲会社では、外壁タイルの浮きについて引渡し後2年のアフターサービス期限内に発見されれば対応すると定めており、まずはこの期間内に点検するのがベストとも言えます。
ですが中には、大規模修繕工事着工時、足場を組み外壁を調査して初めて想定外の不具合が発見されることも少なくありません。
分譲会社・施工会社の対応によっては、管理組合が修繕費用をまかなわねばならず、将来の修繕積立金が不足してしまうケースや、瑕疵補修に際し長期にわたり仮住居に転居を強いられるといったケースも。
今回のセミナーでは、タイル剥落の原因・メカニズムから、浮きが発覚した場合の対処法、正確に原因を把握する方法、といった実践的な内容を、実例を交えながら解説させて頂きます。