マンションの外壁タイルはメンテナンスフリー?

  • Update: 2013-08-09
マンションの外壁タイルはメンテナンスフリー?
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さくら事務所 編集部

表情豊かなマンションの外壁タイル

人気のタイル貼りの建物は、自然素材による「やきもの」としての魅力で実に様々な表情を見せてくれます。

建物が違えばもちろん、光の加減で同じタイルでも色合いが違って見えることがあり、建物の高級感演出にも一役買っています。

意匠性としての高級感と建物の構造躯体を保護するという機能的な利点から、とりわけ分譲マンションに多く取り入れられたタイル。

躯体保護という機能性は、メンテナンスのしやすさにも繋がっています。

しかしマンションを含む、特殊建築物(学校や病院、劇場、百貨店など不特定多数の人が利用する建築物のこと)に課せられる3年ごとの定期報告制度の見直しがなされた、2008年の建築基準法改正を経て、タイル貼り仕上げはメンテナンスや管理に手間のかかる外壁材となりつつあるのも現状。

外壁タイルに警鐘、定期報告制度の改正

定期報告制度というのは、建物を安全に使用するために、適法に保たれているかどうか、維持管理は適切かどうかを検査するもの。検査項目は、建物の内外部、避難施設、エレベーターや各設備機器など、多岐にわたります。

そこに外壁タイルの打診検査も義務づけられました。

改正前は、目視及び手の届く範囲での打診を行い、異常があれば所有者もしくは管理者に「精密検査が必要です」と注意喚起をし、実際の精密検査をやるかどうかは所有者に委ねられていました。

しかし、実際問題としてタイル剥離による落下で、通行人が怪我をするという負傷事故が相次いだため、精密検査が徹底されるようになったのです。

異常が見られた場合は、所有者や管理者の意思とは無関係に、テストハンマーでの打診検査が必要となり、歩行者に危害を加える可能性のある個所は、全面打診をしなければなりません。

上記のような精密検査にはそれなりの時間とコストがかかります。

検査が必要な建物規模は、各自治体がそれぞれ定めていますが、基本的には30戸~40戸程度の中規模マンションなら該当するでしょう。

外壁タイルメンテナンスフリーの非常識

「外壁タイル貼りだからメンテナンスが楽」というのは施工・管理がきちんとされていればこそのもの。

落下して、第三者に負傷を負わせた場合、所有者は建物の管理責任を問われてしまいます。

日頃のチェックなど管理を怠っていれば、仮に施工が悪かったとしても、管理責任は免れないため、定期的なチェックを行うことが大切。

万が一、外壁タイルの浮きや剥離が見られた場合、早めの修繕で落下事故を防ぐことができますし、施工当時の不備が原因だとすれば、施工会社に責任を追及することも可能になるためです。

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