設置したらもう安心?マンションのAED設置後の注意点

  • Update: 2015-12-21
設置したらもう安心?マンションのAED設置後の注意点
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株式会社さくら事務所
だいぶ普及の広まったAED(自動体外式除細動器)ですが、近年は管理組合で設置するマンションも増えてきました。
しかし、設置するまでは良いのですが設置した後のメンテナンスなどに問題があるケースが多いようです。
今回はAEDの盲点、設置したあとに起きがちな問題点をご紹介します。
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◆問題点1:使用方法が周知されていない

管理会社によっては管理員が取扱講習を受けているようですが、まったく使い方を知らない場合もあるので確認が必要です。
また、いざ使う必要が生じるのが管理員の出勤時間内とは限りませんから、居住者の方々も使用方法を知る機会があったほうがいいでしょう。
一度でも模擬演習を見た、やったことがあるかどうかでは緊急時に落ち着いて対処できるかどうかに違いが出るかもしれません。
管理会社が防災訓練などを提案することがなくても、管理組合自ら防災訓練を企画し、消防署やAEDのレンタル会社などに講習を依頼しましょう。

◆問題点2:バッテリー通電ランプなど定期的な点検が実施されていない

管理会社経由で設置を依頼した場合には、管理会社の日常点検業務の一環となっていると思われますので、
管理員による点検が定期的にきちんとされているかを確認します。
また、管理組合が独自にレンタル契約などを行っている場合には、管理会社に管理員の日常点検に含めてもらいます。
点検といっても「通電ランプの点灯」「蓋が開いていないか」「いたずらされていないか」といった程度で、設置されたエントランスホールなどを通るときに目視で確認できるレベルです。
日常的に管理員がいない場合には理事会などで管理者を決めて定期的に実施するようにしましょう。

◆問題点3:バッテリーの耐用年数や電極パッドなどの使用期限も要確認

AED本体の耐用年数は約6~7年程度と考えられています。
また、電極パッドなどは工場出荷後2年程度で期限が切れ、期限を過ぎたものを使用した場合作動しないことや誤作動の可能性もあるとのことです。
管理組合が本体を買い取っている場合は、管理組合自らが交換を検討しなくてはいけません。
管理会社がそれらを促してくれるものと思いたいものですが、会社や担当者により忘れているということもあり得ます。
管理組合自身が保有し管理者である場合は、期限管理などに注意します。
レンタル契約している場合は、レンタル会社が本体や付属品の交換や点検について定期的に通知を出してくれますので、通知が来たら必ず更新しましょう。

◆問題点4:マンションのお子さんのために小児用電極パッドも

電極パッドには大人用と小児用があるのをご存知ですか?
概ね1~8歳程度の子供達には小児用の使用が望ましいとされていますが、小児用電極パッドの存在はあまり周知されていないようです。
大人用しかない場合には代用できるようですが、命に係わることなので「本当に大丈夫だろうか?」と心配しながら使うことになるくらいなら、小児用パッドも納品して置いてもらった方が安心です。

いざというときに使えるよう日々の備えを

ここ数年の間に分譲された分譲マンションでは、売主が予め共用部分に設置しているケースも多く、管理組合で設置検討した流れがないゆえに、どんな機種なのか、契約内容なのか、維持管理が必要なのかが管理組合・理事会にしっかり伝わっていないこともあるようです。

使うことがないほうがありがたい設備ですが、万が一のとき命を助けるかもしれない大切なもの。
設置済みのマンションでは、今一度、皆が使えるようになっているのか確認することをお勧めします。
まだ設置していない会社や、管理会社や、レンタル会社などに相談してみましょう。

何かご相談があればお気軽にお問合せください。

 

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ホームインスペクション(住宅診断)をはじめとする個人向け不動産コンサルティングや管理組合向けコンサルティングを行っている。400を超えるマンション管理組合のコンサルティング実績をもち、大規模修繕工事や長期修繕計画の見直し、瑕疵トラブルなどの管理組合サポートサービスを提供している。

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