塗装材の浮き、その原因は?
吹きつけ塗装材がコンクリート面から浮き上がっています。
左写真のように目で見て膨れ上がっていればすぐわかりますが、右写真のように見た目上は全くわからないケースもあります。
その場合は、打診棒で表面をなでると、コロコロと軽く乾いた音がします。
原因としては、コンクリート面など素地面が埃や油などの汚れが付着していたままで表面清掃が不完全であった場合、また混合材の比率を誤り塗膜の硬化不良によるもの、また、紫外線の影響で塗膜材の劣化によるものなど、様々な原因が考えられます。
このまま放置しておくと、塗膜材が剥がれ落ち、下地(コンクリート面)の保護機能が低下してしまいます。
放っておくと、コンクリートが保護できなくなります
右写真のような天井面の場合は、通行人の頭上に塗装材が降り落ちてくることも考えられます。
また外壁など大きな面で多量に剥がれた塗装材が、敷地外に飛び散って近隣からクレームが入るといったケースもあります。
塗装面が膨れたように浮き上がっていると、目視で見つけられます。
また、表面に極々小さなひび割れが多く見られた場合も、一体的に塗装材が浮いている可能性も考えられます。
怪しいな、と思ったら、管理会社に調査をご依頼してみてもよいでしょう。