
大規模修繕工事の実施時期や工事内容の判断に
「マンション共用部9年目チェック」は、築9年を迎えるマンションの皆さまに向け、10年目で保証が切れる基礎や屋上、外壁、開口部などの共用部分を管理会社や売主・施工会社と利害関係をもたない客観的な第三者としてチェックするサービスです。
10年目に期限の切れるアフターサービスの活用に加え、大規模修繕工事の実施時期の判断や、大規模修繕工事前の過剰な劣化診断による修繕費の支出、不要不急な工事による支出を防ぐことを目的としています。
「アフターサービスを確実に活用したい」「将来的な修繕工事費を削減したい」「不要な診断までしたくない」という管理組合さま、ぜひご活用ください。
こんなマンションにおすすめ
アフターサービスを使いたい
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第三者にチェックしてほしい
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大規模修繕の時期を知りたい
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さくら事務所では専有部の調査も行っています
不具合を早期発見できれば、安く済む可能性が高くなります。アフターサービス期間を過ぎた方も点検は重要です(自宅マンション点検ホームインスペクション(住宅診断))。
9年目、共用部の建物調査・診断がおすすめな3つの理由
外壁タイルの浮き
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エフロレッセンス
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①建設時の施工不良を売主保証で無償修理できる
新築時の施工不良の多くは、2年目で保証期限が切れてしまいますが、10年目を迎えるマンションでも使えるアフターサービスがあります。基礎・屋根・屋上・柱・梁・耐力壁など構造耐力上主要な部分、また、屋上・屋根・ルーフバルコニー・外壁・開口部・雨水排水管など雨水の浸入を防ぐ部分が対象になります。
10年目を過ぎてしまうと管理組合の負担で修繕することになってしまいますので、期限が切れる前に、建物の状況を見直しておきましょう。
②大規模修繕工事の調査費用も削減できる
大規模修繕工事前の劣化診断には、10年目を迎えるマンションにはまだ不必要だと思われる過剰な調査項目が含まれているケースが多々あります。
アフターサービスチェックを受けることで、10年目の保証切れ箇所をチェックしながら、建物の状況に応じた調査を検討できるようになり、合理的に調査費用を削減できます
③大規模修繕工事の実施時期を判断できる
10年目に新築時の施工不良を改善してもらい、第三者による適切な劣化診断で建物の状態を正確に把握することで、不要不急な工事を含む大規模修繕工事の実施が避けられ、工事費の削減につながります。2回目、3回目の大規模修繕工事の周期延長も視野に入るかもしれません。
詳しくはこちら → 「9年目にマンション共用部診断をすべき3つの理由」本サービスで行われること
管理組合ごとに専属チームを結成。専門的な調査はもちろんのこと、理事会役員に作業負担が生じにくいよう、ワンストップサポートします。
理事会サポート
- 理事会に出席し、説明および打ち合わせを実施
- 住民説明会や総会議案書に記載する文書(案)をご提案
- ご希望に応じ、管理組合総会にて共用部分チェックサービスの内容を説明
居住者向けアンケート調査
- 標準調査には含まない住戸バルコニー内の状況把握のため、全住戸にアンケート調査を実施
現地建物調査
- 目視でひび割れや変色等の事象有無を確認(高所等歩行で見られない部分は双眼鏡を利用)
- テストハンマーで外壁を打診(手が届く範囲)
調査報告書に基づくご説明・コンサルティング
- 調査結果により、不具合の内容と位置をマークした図面を報告書シートにまとめ管理組合にご提出
- 理事会または説明会等に出席し、結果をご報告
- 分譲会社や施工会社からの補修提案に対し、技術的な側面からアドバイス
- ご希望に応じ、分譲会社や施工会社、管理会社との打ち合わせに同席 ※打合せ出席はオプションとなりますが電話・メール・来所によるご相談は費用に含まれます
- 万が一、更なる専門的な調査・診断が必要と思われる不具合が確認された場合、当社を通じて精密診断の手配や研究機関に協力を要請することが可能(※別途費用が必要になります)
補修確認・検収検査
- 補修工事の完了確認書への押印前に、補修工事箇所の確認に同行
永年アフターフォローをご利用になれます
- サービス後新たに発生・再発した不具合対応へのご相談など
サービスご利用例

【築10年目の分譲マンション】
<調査ご依頼内容> 竣工後3年目に専有部分への漏水が発生、原因は共用部分にあることが確認され、すべて「アフターサービス規準の保証対象」となり無償で複数回の補修工事が実施された。その後建物や設備に関する不具合が発生することはなったが、竣工10年目を迎える理事会(9年目)で10年目のアフターサービス保証期限までにおもに屋上防水・地下ピットなどを対象とした調査およびコンサルティングの依頼を検討。総会決議を経てさくら事務所に依頼。
<調査結果とコンサルティング内容> 調査の結果、地下ピット内に鉄筋の切断を伴う多数のコア抜き(コンクリート躯体の穴あけ)や外壁タイル張り施工の不備など、無償補修の対象となる事象があることがわかり、アフターサービス対象となる事象だけでなくその他の軽微な事象についても分譲会社に無償にて補修してもらうこととなった。
【理事からいただいたご感想】
財閥系の不動産会社による分譲マンションであるため、大きな問題があることはないと信じていたが、大規模修繕工事の施工時期についてアドバイスを求めることを目的として、念のためにという考え方で10年目アフターサービスに対応する共用部分の調査を実施することにしたが、まさか構造的な懸念につながる恐れのある様な不具合が発見されるとは考えてもみなかった。
構造的な懸念についてはさくら事務所の取り計らいにより学識経験者により構成される第三者機関にも客観的なアドバイスを受けることができた上、耐震性・耐久性など安全性に問題はないとのお墨付きを頂けたことで、住み続ける方はもちろん、中古マンションとして売却する際に購入希望者に安心してもらえるマンションになったことは本当にありがたかった。
今は、知り合いのマンションの方々にもアフターサービス期限を迎える前に、さくら事務所の共用部分の調査の実施をおすすめしています。
サービス料金
案件ごとにお見積りします。
マンションの規模、形態、仕様により前後するため、お申し込み前に、理事会に出席してサービス内容のご説明・カウンセリングを行なっています。
お問合せから業務終了までの一般的な流れ
- 1お問い合わせ・お見積もり
- お問合せ・お見積もりは「お問い合わせ・お見積もり専用フォーム」またはお電話でお気軽にお問合せください。理事さま・居住者(所有者)さま、どなたでもお問合せ頂けます。
- 2お問い合わせの内容をもとに、理事会にてカウンセリングを行います
- お電話・メールでのご相談内容に応じて理事会に出席させていただき、課題のヒアリング、実施するサービスの内容や料金、進め方についてご説明します。
※1回まで無料、東京近郊以外の場合には別途交通費がかかります。)
※ZoomやSkypeなどオンラインでの対応も可能です - 3管理組合にてサービス契約の合意(契約締結)をしていただきます。
- ご希望により、弊社コンサルタントが総会に出席し、サービスについてのご説明をさせて頂きます。総会でのサービス契約の合意の元、ご契約いただきます
- 4調査の準備
- 調査のご案内や住民アンケートの案を理事会にご提示し、ご検討の上、調査を開始いたします。 (アンケートの配布等は管理会社にご依頼いただきます)
- 5現地調査を行います
- 建物内の立ち入り及び共用部分の施錠開錠につきまして、管理会社にご協力いただけるようご依頼いただきます。調査の立ち会いは不要ですが、ご希望に応じて理事会役員さまに調査の様子をご覧いただいたり、共用施設などにご同行いただけます。
- 6理事会または住民説明会で結果をご報告します
- 現地調査の結果を報告書にまとめ、理事会または住民説明会でご報告します。
- 7分譲会社(施工会社)へ補修の申し入れを行います【オプション】
- アフターサービス規準に該当する不具合や施工不良について無償補修の申し入れを行います。
※アフターサービス規準の内容は分譲会社や経過年数により異なります - 8補修仕様(方法)および補修後の現状確認をします【オプション】
- 補修が決定した部分については施工会社などから提示される補修の仕様が妥当なものであるか確認させて頂きます。 補修完了後には完了確認書などに理事長様が押印する前に現地を確認します。
- 9アフターフォローの開始
- サービス完了後は、本サービスに関わる永年アフターフォローサービスをご利用になれます。
さくら事務所の実績・メディア掲載
管理組合向けコンサルティングの草分けとして、多くの管理組合様へのご支援実績があります。またより良い業界になることを目指し、メディア等での情報発信も積極的に行っています。850件を超えるサポート実績
1999年の創業以来、850を超えるマンション管理組合の支援実績をもち、大規模修繕工事のコンサルティングや長期修繕計画の見直し、瑕疵調査などの管理組合様向けのサポートサービスを提供しています。多数のメディア掲載
マンション管理業界や管理組合の課題やあるべき姿について、積極的に発信し、多数のメディアに掲載いただいています。最近のマンション管理特集本の一部は、Amazon等で購入することも可能ですので、関心がある方は以下よりご確認ください。メディア掲載の実績はこちらをご覧ください。




YouTubeでのノウハウ提供
マンション住民・管理組合の皆さんが正しい知識をもって判断・検討ができるよう、ご支援を通じて得られた知見やノウハウをYouTubeでわかりやすく公開しています。YouTubeチャンネルはこちらをご覧ください(2022年5月から、マンションに特化したチャンネルを新設しました。過去の投稿はさくら事務所YouTubeチャンネル(登録者:1.3万人以上)もご覧ください。さくら事務所のコンサルタント
マンション管理組合を支援するには、建物に関する知見は当然のこと、管理組合運営・不動産・法律などの幅広い経験が求められます。さくら事務所には、業界歴20年以上の専門家が多数在籍し、チームを組んで皆さまのお悩みや課題を解決します。
よくある質問
- Q.アフターサービスの点検依頼はどのタイミングですればよいですか?
- A.アフターサービス期限の3ヶ月~1年前までにご相談ください。 アフターサービス点検を外部点検業者に依頼する場合、総会での決議が必要となります。管理組合様・理事会様で必要なフローにつきましては、こちらをご参照ください。
- Q.共用部だけではなく専有部も点検してもらえますか?
- A.オプションにて「自宅マンションホームインスペクション」をご用意しております。 くわしくはお問い合わせください。
- Q.共用部の点検はどの範囲まで行われますか?
- A.調査は、点検口の内部も確認を行い、管理組合様のご要望によっては、地下ピットも調査いたします。
- Q.施工会社の工事内容が適正かどうかもチェックしてもらえますか?
- A.施工会社から提示された補修工事の計画書もチェックし、補修方法が妥当なものなのかも判断いたしますので、ご安心ください。(オプションでの対応となります)