アフターサービスを有効活用し、修繕積立金の節約に
新築マンションでは分譲・引き渡し後に発生するさまざまな不具合について、3ヶ月(6ヶ月)、1年目、2年目、5年目、10年目といった節目にアフターサービスの期限を設けています。
本サービスではこの無償補修の機会を有効活用すべく、専門家がマンション共用部の点検を行い不具合の有無を調査、アフターサービスの範囲内なのかを客観的に判断・アドバイスいたします。
マンションと利害関係のある管理会社や売主、施工会社とは異なる第三者の専門家が点検を行うことで、劣化の状態をより正確に知ることができます。
<モニター募集キャンペーン>
サービス開始を記念して、管理組合様3組限定で本サービスを無料でご利用いただけるモニターキャンペーンを実施いたします。
(ご利用可能なプランは【参加型】アフターサービスチェックツアーのみとなります)
募集期間:
2021年5月11日(火)~6月30日(水)
申込方法:問い合わせフォームよりお申し込みください。
なぜアフターサービスの活用が重要なのか?
- アフターサービス期限のタイミングで申告できなかった不具合は、将来的に修繕積立金を使って補修することになります。
無償補修の機会をしっかり活用することで、修繕積立金のムダな支出を抑えることができます。 - 長期修繕計画は建物の経年劣化を直す費用だけが考慮されており、施工不良(初期不良)を直す費用は含まれていません。
期限後に不具合が発覚した場合、想定外の支出により修繕積立金の不足を招く可能性があります。 - 専有部と違い共用部は入居時も購入者がチェックする機会はありません。入居後のアフターサービスでしっかり点検することではじめて初期不良に対応することができます。
- 不具合が発覚しても、分譲会社に補償対象と認められず協議が必要になることもあります。第三者の客観的な調査結果やアドバイスにより、分譲会社から保証対象・ 対象外の根拠の明示を引き出し、多くの補修を実施してもらえるケースもあります。
- 地下ピット調査では、コンクリートの施工不良や大きなひび割れの有無などを調査します
- 打診棒を使い、外壁タイルの浮きや剥離がないかを調査します
- 目視により共用廊下などで、ひび割れなどを調査しています。
- 屋上の防水を調査します
管理会社の定期点検と何が違うのか?
管理会社の点検とは?
管理会社の点検は、日常点検(管理人)、月次点検、年次点検の3つが実施されていますが、いずれも「管理委託契約の範囲」に留まることが多いようです。
そのため、年次点検であっても、アフターサービス規準に基づいた調査にならないことが少なくありません。
また、点検を実施し、指摘事項の報告は行ったとしても、アフターサービスの対応範囲かどうかはジャッジせず、分譲会社・施工会社との交渉(協議)もサポートされないことが多くあります。
さくら事務所のアフターサービスチェックとは?
アフターサービス規準における無償補修を第一の目的としています。
そのため、調査は客観性を重視して行い、指摘事項については、アフターサービスに該当するのかを確認した上で、分譲会社・施工会社との交渉(協議)もサポートいたします。
調査は、点検口の内部も確認を行い、管理組合様のご要望によっては、地下ピットも調査いたします。
また、施工会社が補修工事を実施する段階においては、補修工事の計画書もチェックさせていただき、補修方法が妥当なものなのかも判断いたします。



小規模マンション(50戸未満)向けアフターサービス点検ご利用事例
CASE1 | CASE2 | CASE3 | |
---|---|---|---|
総戸数 | 約20戸 東京都中野区 |
約25戸 東京都目黒区 |
約45戸 東京都板橋区 |
築年数 | 2年 | 2年 | 9年 |
主な指摘 | ・コンクリートひび割れ ・外壁タイル浮き ・屋上防水施工不良 |
・コンクリートひび割れ ・共用廊下勾配不良 ・共用廊下長尺シート接着不良 |
・屋上防水不良 ・鉄筋爆裂 ・構造スリット設置不良 |
調査費用 | 330,000円(税別) ※地下ピットなし |
345,000円(税別) ※地下ピットなし |
450,000円(税別) ※地下ピットなし |
想定修繕費用 | 100万円以上 | 200万円以上 | 100万円以上 |
CASE1 | |
---|---|
総戸数 | 60戸 |
築年数 | 2年 |
主な指摘 | 外壁タイルの浮き・剥離、地下ピットのコンクリートかぶり厚不足他 |
調査費用 | 60万円 |
想定修繕費用 | 1,500万円以上 |
CASE2 | |
---|---|
総戸数 | 700戸(タワーマンション) |
築年数 | 2年 |
主な指摘 | ALC外壁の耐火材充填不足、地下駐車場の漏水、地下ピットの鉄筋露出等 |
調査費用 | 450万円 |
想定修繕費用 | 1億円以上 |
CASE3 | |
---|---|
総戸数 | 20戸 |
築年数 | 5年 |
主な指摘 | 外壁タイルの浮き・剥離、バルコニー床・天井のひび割れ他 |
調査費用 | 50万円 |
想定修繕費用 | 400万円以上 |
アフターサービス有効活用のためのフロー例
アフターサービス期限切れのアンケートが配布されるのは、通常期限満了の1、2ヶ月前ですが、共用部のアフターサービス点検を有効活用するためには、このタイミングで気が付いても十分に活用することができません。
アフターサービス点検を有効活用するために外部点検業者に依頼する場合、管理組合・理事会で必要な一般的なフローを2年目アフターサービスを例にご紹介します。
総会での決議はいつまでに?
ケース1 第2期の定期総会(アフターサービス期限が切れる年度の期首)で決議する
1年目が終わった頃の第2期目の定期総会で決議するパターンです。理想的ですが、まだ組合も理事会も発足して1年しかたっていないことから、組合員の建物や管理への意識がそれほど高まっていないケースが多く、実際にはハードルは高くなるでしょう。ケース2 臨時総会を開催して決議する
定期総会で決議を行わなかった場合、アフターサービス期限の3~6ヶ月程度前までに臨時総会を開催し、決議するパターンです。総会でとるべき決議は?
ケース1 外部業者への点検費用の予算執行と発注先業者の両方を決める
ケース2 外部業者への点検費用の予算執行のみ決議し、業者選定は理事会にゆだねる
ケース3 外部業者への点検費用の予算執行のみ決議し、理事会で業者選定後に改めて総会を開く
総会で決議をとるための理事会の準備、いつまでに何を?
総会で決議するためには、総会前月の理事会で議案の内容を決定する必要があります。
発注先の決議までとるためには理事会は、総会の3か月程度前には、業者への問い合わせ、複数社の見積もり取得ならびにプレゼンを受け、発注先業者を絞り込む必要があるでしょう。
例①)3月の通常総会で発注先まで決めるパターン
11月 理事会が、業者への問い合わせ・複数社の見積取得ならびにプレゼンを受ける
12月~1月 理事会で点検業者の比較検討および絞り込みを行う
2月 理事会で総会議案を決定
3月 通常総会で予算執行・発注を決議(発注契約の締結)
アフターサービス期限の2か月程度前までに、点検業務に着手
例②)3月のアフターサービス期限を前に、臨時総会で発注先まで決めるパターン
8月 理事会で業者への問い合わせ・複数社の見積取得ならびにプレゼンを受ける
9月~10月 理事会で点検業者の比較検討および絞り込みを行う
11月 理事会で総会議案を決定
12月 臨時総会で予算執行・発注を決議(発注契約の締結)
1月 点検業務に着手
※建物の規模によっても異なりますが、最低でも3ヶ月前(12月)に総会で決議をとっておく必要があるでしょう
アフターサービスチェックメニュー 一覧
【参加型】
共用部定期点検ツアー

専門家が調査を実演、その場で解説します。
※特典つき
・「アフターサービス申出書」の簡易ひな形
・共用部点検キット(打診棒、クラックスケール)
・専有部チェックポイントレクチャー(動画)
料金: 100,000円(税込110,000円)~
総戸数50戸未満/参加者10人まで【お任せ型】
共用部定期点検

専門家が調査を行い、詳細報告書を作成。
理事会で説明、ご報告。補修協議にも対応します。
※特典つき
・専有部チェックポイントレクチャー(動画)
料金: 350,000円(税込385,000円)~
総戸数50戸未満専有部チェックポイントレクチャー(動画)【プレゼント】
専有部1~2年目で発生しやすい不具合のチェック方法をレクチャー形式で撮影しました。
新築マンション内覧会同行やホームインスペクションで多数の実績を誇るさくら事務所のホームインスペクターが、不具合事例などを交えつつチェックポイントを解説するご好評の動画です。
小規模マンション共用部チェックサービス【参加型】又は【お任せ型】ご利用の組合様には無償でプレゼントいたします。
専有部チェックポイントレクチャー(セミナー形式)【オプション】
オプションとして、専有部1~2年目で発生しやすい不具合のチェック方法を組合員の皆さまにセミナー形式でレクチャーいたします。
新築マンション内覧会同行やホームインスペクションで多数の実績を誇るさくら事務所のホームインスペクターが、不具合事例などを交えつつチェックポイントを解説します。
サービス料金 100,000円(税込110,000円)
サッシのガタツキ
![]() |
換気ダクトからの空気漏れ
![]() |
フローリングの段差
![]() |
専有部チェックポイントのレクチャーのみのご利用も可能です。くわしくはお問合せください。
【参加型】アフターサービスチェックツアーの流れ
- 1お問い合わせ・お見積りをいただく
- お問合せ・お見積もりは「お問い合わせ・お見積もり専用フォーム」またはお電話でお気軽にお問合せください。
理事会に出席させていただき、実施するサービスの内容や料金、進め方についてご説明します。
※1回まで無料、東京近郊以外の場合には別途交通費がかかります
※ZoomやSkypeなどオンラインでの対応も可能です - 2総会ご承認後、調査のご案内を理事会にご提示し、調査日を決定します
- 建物内の立ち入り及び共用部分の施錠開錠につきまして、管理会社にご協力いただけるようご依頼いただきます。
- 3業務開始時に理事や委員などへ、業務内容についてのオリエンテーションを実施します
- 業務開始時に理事や委員、管理組合有志の方々に弊社コンサルタントが業務内容についてオリエンテーションを実施後、建物の内外を巡回してアフターサービスのチェックポイントについてご説明します。
終了時にはチェックした事項について確認を行います。後日、報告書をご提示します。 - 4分譲会社への、無償補修の申し入れを行います
- 理事・委員・管理組合有志の皆さまで建物内外を点検、その結果をさくら事務所が提供するアフターサービス申し入れフォームにまとめ、分譲会社に提出しアフターサービス規準に該当する不具合や施工不良について無償補修の申し入れを行います。
※アフターサービス規準の内容は分譲会社や経過年数により異なります。 - 5補修の仕様のご質問などを承ります
- 補修が決定した部分については施工会社などから提示される補修の仕様が妥当なものであるかのご質問を承ります。
※分譲会社・施工会社との協議も承ることが可能です。(※オプション:60,000円(税込66,000円))
※補修完了後の現地を確認も承ります。(※オプション:60,000円(税込66,000円)~)