フェンスの倒壊の可能性?
道路境界線に立つフェンスのジョイント(接合)部分が外れています。
写真右が正常な状態です。接続金物どうしを固定し、互いにずれがないように繋げますが、左写真では接続金物どうしが外れ、フェンスにずれが生じています。
何が原因なのでしょうか?
風雨にさらされることで、次第にボルトが緩んだことが考えられます。
また、特別な外力ではなく、施工当初からボルトの締めが緩い場合も考えられます。
放置したままだと、最悪はフェンスが倒れてしまうことも。
支柱はあっても基本的に自立できるものではないので、強風に煽られた瞬間、突然倒れるといったことも考えられます。
事故で被害を出せば、責任を問われるのは管理組合
敷地境界線に沿って設置されるフェンスですが、特に道路境界線に立つフェンスは、第三者である歩行者に危害を加える可能性も高く、特にこのケースのように、道路面から敷地が高い場合は、重大事故につながる恐れもあります。
もちろん居住者が怪我をする恐れもあります。
第三者に危害が及んだ場合、管理組合が責任を問われるだけでなく、管理の悪いマンションというレッテルを貼られ、マンション全体のイメージが損なわれることになりかねません。
マンション敷地内すべてが各々の資産であるという意識は必要でしょう。
しかしながら、各居住者が立ち入らないような敷地境界付近もありますので、管理会社に日常の清掃に併せてチェックをしてもらうことも可能です。
事故が起きる前に、日常の点検・補修を
倒れて通行人に危害を加えてしまっては、その賠償やその後のマンションの悪い評判を引き起こしかねません。
事故が起きる前に、日常の点検、補修を行っておくことで、安心してご生活できるでしょう。
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