外壁タイルが落下!マンション内での事故を防ぐ

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マンションの外壁タイルの浮きは打診棒でチェック!

マンションの外壁タイルは壁だけに貼られているわけではなく、梁下や軒天井にも貼られているケースがあります。

重力がまともにかかるので、壁面より剥がれやすく、写真のテープが張られた箇所は、すでに下地から浮いている状態になっています。

外壁タイルの浮きを調べるには、専用の検査器具(打診棒)で表面を撫でるように滑らすと、密着しているタイルと浮いているタイルとでは、音が違います。

密着しているタイルはガラガラと低い音に対し、浮いているタイルは、カラカラと軽く響く音がします。

外壁タイルの浮き、その原因の大半が施工不良

外壁タイル施工時の施工不良が大半です。タイル下地(貼り付けモルタル)とタイルが適切に密着しておらず、タイルの裏面に空隙が生じていることが原因です。

タイルやコンクリートは、直射日光を浴びたり経年とともに乾燥収縮しますが、タイルの圧着が十分でないと、タイルと下地が剥がれてきてしまうのです。

また、下地モルタルの材料に不具合が生じている場合も。タイルと密着する前に、異常に乾燥して収縮して隙間が生じるケースもあります。

放置しておくと、タイルの剥離・落下につながります。

突然頭上にタイルが落下してくることもあり、壁面よりも人体に危害を与える可能性が高くなります。

怪我などを負わせてしまった場合、共用部分の管理責任は管理組合にありますので、居住者や居住者以外の第三者から損害賠償を求められることもあります。

見た目にはわからないのが、外壁タイル剝離・落下のこわいところ

見た目には分からないことが多く、表面的に浮き上がっているのが目に見えて分かる状態は、すでに剥離寸前の状態といえるでしょう。

目に見えて分かる事象ではなく、かつ突然に剥離落下する可能性もあるので、施工不良によるタイルの浮きは早期に打診診断を行うことで、事故を防ぐことができ、金銭的な負担も抑えることができるでしょう。

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