人通りの多い駅に続く街路に面した立地の小規模マンション。
竣工後6年目頃から数度に渡る外壁タイルの剥落事故が発生。
タイルが落下した場所が歩道であったため、管理会社が人身事故を防止するために仮設足場の設置を提案。
管理組合は提案を受け入れ安全対策を行ない分譲会社・施工会社へ調査および補修工事の実施を要請したが、分譲会社は既に経営破たんしており、施工会社も積極的な対応を行うことなく半年ほどが経過。
このまま放置するわけにはいかないという管理組合の要請を受け、管理会社が数社の調査会社に連絡したところ、打診調査を引き受ける会社は数多く存在するが浮き・剥離の原因調査を行う会社はほとんどないことが分かり、さくら事務所が管理組合に紹介された。
調査の結果、新築時の施工に数多くの不備があることが確認されたため、改めて施工会社に対し補修費用の負担を求めた。
結果として、施工会社が一部費用を負担することを承諾した。