マンション外壁タイルトラブル事例

アフターサービス期限切れるも、分譲会社の全額負担で補修

アフターサービス期限切れるも、分譲会社の全額負担で補修
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竣工後5年目に外壁タイルの剥落事故が発生。

2社の共同分譲という経緯であったが内1社は既に経営破綻、施工会社も既に経営破たんしている状況で分譲会社との交渉は難航。

外壁タイルのアフターサービス期限は引渡し後2年間であると主張され、剥落部分のみ無償で補修するという提案を受けたが、管理組合としては到底承知できないとの思いから第三者機関による原因調査の実施を検討、数社の調査会社より説明を受けた結果さくら事務所に依頼した。

調査の結果、新築施工時のタイル張り工事に多数の不備があることが確認されたことから、調査結果を基に改めて分譲会社に交渉を行ない、全額分譲会社の費用負担による補修工事が実施された。

【竣工年】 2009年
【発生年】 2014年
【発見経緯】 剥落
【総戸数】 約80戸
【当初不具合箇所】 バルコニー手摺壁(外側)
【分譲会社】 中堅デベロッパーJV(一部経営破たん)
【施工会社】 中小ゼネコン(経営破たん)
【主な原因】 打継目地・伸縮調整目地の施工不良、タイル下地目粗し不足、張付けモルタル塗り厚不足
【費用負担】 全額分譲会社負担
【補修完了までに
要した期間】
3年
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