施工会社選びの方法
修繕委員に就任された皆さん、大規模修繕工は下記の流れで行われます。
1.修繕委員会の発足
2.現状把握・劣化診断
3.予算・工事計画の検討
4.施工会社選定
5.総会決議
6.工事説明会
7.契約・着工
8.工事完了
今、皆さんのマンションはどの段階でしょうか?もしこれから施工会社を選ぶなら、3つの発注方式を押さえておくと良いでしょう。
1.責任施工方式
工事会社もしくは管理会社に、修繕工事の仕様作成や工事、チェックまで一任して発注する方式。
【メリット】
すべてを1社に任せるため、責任の所在が明らかで、打ち合わせも1社で済み、管理組合の負担を抑えられること。
【デメリット】
1社のみに任せるため、第三者のチェック機能が働かず、見積金額の妥当性や工事品質について不透明になる可能性があること。
2.設計監理方式
設計・工事監理と施工を分離して発注し、管理会社もしくは設計事務所などのコンサルタントが設計(工事の仕様書作成)・工事監理を行い、施工は施工会社が請負う方式。
【メリット】
責任施工方式に比べると、第三者としてコンサルタントが介在する分、金額や工事品質に客観性を得やすいこと。
【デメリット】
近年国土交通省で通知されたように、コンサルタントが悪質な場合、談合やバックマージンなどの問題が発生する可能性があること。
3.プロポーザル方式
複数の施工会社に工事仕様や金額をプレゼンしてもらい、管理組合が多数決で施工会社を選ぶ方式です。
【メリット】
施工会社がプレゼンで競い合うため、施工会社の特技を活かした豊かな提案を受けやすく、価格も適切な金額に収まることが多いこと。
【デメリット】
施工会社によって提案内容(工事内容)が異なる為、比較検討するのが難しいこと。
さくら事務所では「3.プロポーザル方式」での施工会社選定を採用しており、「修繕★参謀」として、サービスを提供しています。
「3.プロポーザル方式」のデメリットとして挙げた「施工会社によって提案内容(工事内容)が異なる為、比較検討するのが難しいこと」は、経験豊富なコンサルタントが解決します。
プロポーザル方式の流れ
プロポーザル方式の流れは次のとおりです。 どの方式においても、大規模修繕工事を勧める際には、円滑に進めるための配慮が必要ですが、プロポーザル方式においては、施工会社から提案される工事内容が一様ではないことから、大規模修繕工事に精通した、プロのコンサルタントが、「参謀」として必要になるでしょう。 マンション管理組合を支援するには、建物に関する知見は当然のこと、管理組合運営・不動産・法律などの幅広い経験が求められます。さくら事務所には、業界歴20年以上の専門家が多数在籍し、チームを組んで皆さまのお悩みや課題を解決します。 ①適切な時期での工事の実施 マンションの大規模修繕工事は、12年に1回の周期で実施されることが多いですが、実際は3~5年、工事を延期しても差し支えない状況のマンションが多いのが現実です。さくら事務所では、大規模修繕工事ありきのコンサルティングではなく、建物の状況を見たうえで、大規模修繕工事を、「する」か「しない」か「いつするか」といったところから、コンサルティングをいたします。 ②熱意ある施工会社との出会い 修繕★参謀による施工会社選定は、管理組合様の要望に加え、施工会社による自由な工事仕様の提案を競う選定方法です。工事仕様が決め打ちではないので、設計監理方式とは違って施工会社が独自に工夫を凝らして工事の内容を提案する必要があります。施工会社にとって負担が大きい選定方法と言えますが、それでも「自社の強みを活かして良い工事をしたい」と応募する熱意ある施工会社は跡を絶ちません。修繕★参謀をご利用いただきますと、そういった熱意ある施工会社と出会い、工事を発注することができます。 ③付加価値のある提案 修繕★参謀の施工会社選定は、管理組合様の希望に沿った工事の提案だけではなく、各施工会社からさまざまな提案を受けられるのが特徴です。例えば、過去には「費用の掛かる仮設足場を最小限に抑え、仮設足場を設置しない部分には安価なブランコ工法で対応」「劣化状況や部位によって、工法や建材を使い分け、適切に修繕しながらコストダウン」「屋上のアスファルト防水の状態がよかったので、かぶせ工法ではなく、遮熱系トップコートを塗布して延命」といったコストを抑えながらも適切に修繕する提案がありました。 それぞれの施工会社の強みや、工事をするにあたっての工夫なども施工会社を選ぶうえで重要な判断材料とすることができます。 ④管理組合様への知識の蓄積 各施工会社からのさまざまな提案を受け、自分たちで施工会社を決定するので、短期間でマンションの修繕に関する知識を身につけることができます。 何もかも管理会社に頼り切りの「管理会社依存」から抜けだすことができます。 「コンサルタントを頼むとお金がかかるのでは・・・?」というご心配は不要です。 例えば、 というように、施工会社選定のプロセスにおいて、どのタイミングで参謀(コンサルタント)を起用するか管理組合様の状況に応じて自由にカスタマイズすることができます。 予算を倹約したい小規模マンションに特におすすめのご利用方法です。 ①マンション管理組合様向けサービス対応実績650件超! さくら事務所には、マンション大規模修繕工事コンサルティングサービスをはじめ、マンションのアフターサービスチェック、長期修繕計画の見直し、管理委託費の妥当性検証、また、外壁タイルの剥落や、地下ピットの漏水、機械式駐車場の見直しなど、数々のご対応実績がございます。俯瞰的な視座をもってマンションの大規模修繕工事をコンサルティングさせていただきます。 ②利害関係のない徹底した第三者性・中立性 さくら事務所は完全中立な第三者としてサービスをご提供しています。 ③業務経験平均20年以上!ベテラン・コンサルタントが対応 さくら事務所のマンション管理コンサルタントは、マンションデベロッパー、ゼネコン、管理会社などで実績を積み重ねたベテラン揃いです。ご対応する者は全員、有資格者であり、その多くは一級建築士、一級施工管理技士、税理士、マンション管理士、宅地建物取引士など国家資格のダブル、トリプルライセンス保有者です。 ④不動産・建築あらゆる専門家がワンストップ対応 さくら事務所には、不動産のプロが集結しています。 ⑤出版・テレビ出演…各種メディア掲載多数! さくら事務所は、これまでNHKはじめテレビ・新聞・雑誌等で数百回も紹介され、多数の書籍を発刊しています。 マンション管理業界や管理組合様の課題やあるべき姿について、積極的に発信し、多数のメディアに掲載いただいています。最近のマンション管理特集本の一部は、Amazon等で購入することも可能ですので、関心がある方は以下よりご確認ください。メディア掲載の実績はこちらをご覧ください。 2022年8月20日の時点で116件のご利用実績がございます。 <事例①>妥当な価格で工事したい!1,000万円安く工事を実現 【修繕★参謀を利用した理由】 1回目の大規模修繕工事は管理会社主導により実施された管理組合様。2回目の大規模修繕工事を控え、修繕委員会が発足したタイミングで、1回目の大規模修繕工事を振り返ったところ委員の中で「1回目の工事費用は高すぎたのではないか?」との声があがったそうです。そこで、2回目は、管理会社以外の施工会社も検討することになり、見積もりを取ろうとしたところ、管理会社から、以前提出された見積金額を半額にまけた見積もりが提出されたそうです。不信に思った管理組合様は、管理会社を介さず、自分たちで施工会社を選ぶことを決意。ちょうど新聞(全国紙)で大規模修繕工事についてさくら事務所がコメントしている記事を読まれ、お声がけくださいました。第三者の立場を堅持し、実績も豊富ということで、さくら事務所を信頼し、修繕★参謀にて施工会社選定を行うことになりました。 【修繕★参謀を利用した結果】 大規模修繕工事に詳しい方がいらっしゃらない管理組合様でしたが、さくら事務所のマンション管理コンサルタントによる、技術面、運営面のサポートを受け、大規模修繕工事に関する知識や考え方を身に付けられ、3回の選考過程を経て、施工会社1社を選定されました。当初管理会社系列の施工会社が提示した見積もりよりも1,000万円安い金額での工事のご提案です。「ロープアクセスによる仮設費用の削減」や「アルミサッシ無償交換」などで金額が安くなり、「成長した植栽の影響で見づらくなっていたマンションの館銘板の位置を移動する」など、施工会社によるマンションへの気遣いが溢れる提案を受けながら、現場代理人の人柄も気に入られ一社を選定されました。
<事例②>自立した管理組合。必要な時だけ「参謀」を召喚 【修繕★参謀を利用した理由】 以前よりさくら事務所のメルマガをご購読されていた管理組合様。修繕★参謀による施工会社選定に興味があり、2回目の大規模修繕工事のタイミングでお声がけくださいました。 【修繕★参謀を利用した結果】 さくら事務所のマンション管理コンサルタントが全ての工程をサポートする「お任せ型」の業務内容では十分すぎたため、「お任せ型」の業務内容から、管理組合様で行う業務をピックアップされ、修繕委員会の同席(オンライン)、資料確認、業者選定比較表の作成、業者選定のアドバイスなど、オンラインのみでサポートを受ける形で修繕★参謀をご利用になりました。結果として、マンション管理コンサルタントの知見を得ながら、管理組合様主体で手を動かし、コンサルティング費用を押さえながら、適切な施工会社選定を成功されました。 まずは無料相談をお申し込みください。 受付時間 10:00~18:00(土日祝も営業) 一回の選考で施工会社を決めるプランです。技術的な知見が必要な工程のみサポートいたします。 【こんな管理組合様にお勧め!】 【料金目安】50戸の場合 1,400,000円 三回の選考で施工会社を決めるプランです。価格交渉、総会関連業務も行います。 【こんな管理組合様にお勧め!】 【料金目安】50戸の場合 1,900,000円 ※1 キックオフから工事請負契約までに開催される修繕委員会に出席します。(毎回) 受付時間 10:00~18:00(土日祝も営業) 設計監理方式とどう違いますか? 設計監理方式は設計事務所が大規模修繕工事の仕様を提案し、施工会社が施工するのに対し、修繕★参謀では、大規模修繕工事の仕様を施工会社が提案し、施工します。 どんな人が担当してくれますか? 担当するマンション管理コンサルタントは、皆、一級建築士もしくは、一級施工管理技士で大規模修繕工事と管理組合運営に精通者になります。また、さくら事務所では、技術はもちろん、コミュニケーション能力も重視して採用を行っています。専門用語など難しい言葉は一切使用せず、どの立場の方も尊重しご対応させていただきます。 工事費用は安くなりますか? 修繕★参謀は、管理会社や設計事務所を通さずに、管理組合が主体となって妥当な工事を発注することを目的としていますので、必ずしも工事費用が安くなるわけではございませんが、見積もりから根拠不明な費用や、バックマージンなどの不正は外すことができると存じます。 うちのマンションの場合、どのプランがいいですか? マンション管理コンサルタントがすべての工程をサポートする「お任せ型」プランをお勧めしますが、もし管理組合の皆様で、作業の一部をご担当いただけるようであれば、「オンライン+現地型」プランもお勧めいたします。無料相談にてマンション管理コンサルタントが詳しいご状況をヒアリングの上、ご案内いたしますので、是非一度お問い合わせください。 工事中のトラブルにも対応してくれますか? 工事着工後のサービスにてご対応しております。 受付時間 10:00~18:00(土日祝も営業)
1.アンケートなどヒアリングを通して管理組合様の希望を整理
2.施工会社を公募
3.書類選考、面談選考、プレゼン選考のうえ、施工会社を内定
4.総会決議
5.施工会社と工事請負契約を締結
プロポーザル方式と設計監理方式の違い
プロポーザル方式と設計監理方式の違いです。
【設計監理方式】
あらかじめ工事内容が決まっており、施工会社は金額で競い合う
【プロポーザル方式】
工事内容は決まっておらず、施工会社は自身で工事内容を検討し、管理組合に提案する。提案内容と金額で競い合う。
プロポーザル方式は、提案と金額で競い合うため、談合が生まれにくく、適切な金額で、透明性の高い工事を実現できる方式です。
コンサルタントは必要?
さくら事務所のコンサルタントは、どの者も大規模修繕工事に精通したプロのコンサルタントです。技術面はもちろん、管理組合の運営面も的確にサポートいたしますので、安心してプロポーサル方式での施工会社選定をお選びくださいさくら事務所のコンサルタント
修繕★参謀を利用するメリット
予算に応じてカスタマイズできる
修繕★参謀は、管理組合様の予算に応じて、1回からコンサルタント(参謀)にご相談できるサービスです。
もちろん、カスタマイズせず、参謀にすべてを任せる「お任せ型」のプランでご対応させていただくことも可能です。さくら事務所の強み
売主や施工会社、管理会社等の利害関係は一切ありません。
忖度のない、プロの分析とアドバイスをご提供いたします。
知見と実績を備えたプロのコンサルタントに、安心して業務をお任せいただくことができます。
マンションの共用部だけでなく、専有部のホームインスペクションにも数多くの実績があり、ご相談に対応しております。また、不動産売買のご相談にも対応しております。不動産のことならワンストップでご相談いただくことができます。
また弊社創業者 長嶋修 は、経済産業省・国土交通省等公的部門の委員等を歴任しています。修繕★参謀ご利用実績
修繕★参謀導入事例
・都内のマンション(築26年/30戸)
・利用したサービス お任せ型
・千葉県のマンション(築36年/80戸)
・利用したサービス オンライン型
サービスご利用の流れ
まずは無料相談から
サービスプラン
①オンライン型
プロの助言を得ながら管理組合様が主体的に施工会社を選ぶプランです
※オンライン対応のみ
※戸当たり目安 28,000円
②オンライン+現地型
プロの助言を得ながら管理組合様が主体的に施工会社を選ぶプランです
※現地訪問あり
※戸当たり目安 38,000円
オンライン型
オンライン+現地型
お任せ型
修繕委員会出席
施工会社公募
管理組合様で実施※2
※2
※2
居住者アンケート
管理組合様で実施
管理組合様で実施
劣化診断
長期修繕計画の確認
施工会社への連絡
管理組合様で実施
管理組合様で実施
一次選考
※3
二次選考
※3
施工会社の現地確認
管理組合様で実施
管理組合様で実施
施工会社比較
分析表の作成
最終選考
※3
契約価格交渉へ
の助言管理組合様で実施
施工会社選定の
総会議案書確認
および助言管理組合様で実施
工事請負契約書
チェック
工事説明会への同席
管理組合様で実施
管理組合様で実施
オンライン型
オンライン+現地型
お任せ型
※2 オンライン型は指名競争入札、オンライン+現地型とお任せ型は一般競争入札で施工会社を公募します。
※3 オンライン型とオンライン+現地型は、施工会社様との連絡を管理組合様に行っていただきます。
※4 契約価格ついて確認し交渉の助言をさせていただきます。
※5 総会議案書について内容を確認し助言をさせていただきます。
※6 工事請負契約書について内容を確認し助言をさせていただきます。
※7 工事説明会に同席し、助言をさせていただきます。
★上記プランのほかにも、管理組合様のご希望に応じてカスタマイズ可能でございます。以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
以下内容のサポートを行います
まずは無料相談から
よくある質問
実際に工事を担当する施工会社が現地を調査し、工事の仕様を検討することで、自分たちの特技を活かした自由な提案を行うことが可能です。施工会社によって様々な提案がされますが、さくら事務所のマンション管理コンサルタントが比較表を作成しますので、管理組合様には安心して施工会社を選定していただくことが出来ます。
もしよろしければご検討ください。(工事品質チェックサービス
https://www.s-mankan.com/service/shuzenkouji_check.html)まずは無料相談から