マンション外壁タイルトラブル事例

現場の調査もなく「経年劣化」と言われたが・・・

現場の調査もなく「経年劣化」と言われたが・・・
参考画像

人通りの多い街路に面する投資用マンションで外壁タイルが剥落。

近隣住民の方々からも危険なので早く修繕してほしいとの要望があり、竣工後10年未満であることから分譲会社・施工会社に相談するが現場の調査など行われることなく、経年劣化によるもので責任はないとの回答を受けた。

外壁全体の現状が把握できていないため修繕費用の見込額も不明な状態では交渉を行うことはできないと考え、外壁全面打診と原因調査を提案、実施した。

調査結果から施工に問題があることが客観的に確認されたことから再度交渉を行い、大規模修繕工事と同時施工することでタイル補修費用については分譲会社が負担することとなった。

【竣工年】 2005年
【発生年】 2013年
【発見経緯】 剥落
【総戸数】 約70戸
【当初不具合箇所】 外階段手摺壁(外側)
【分譲会社】 投資用マンションディベロッパー
【施工会社】 中小ゼネコン
【主な原因】 打継目地・伸縮調整目地の施工不良
タイル下地目粗し不足・吸水調整材の誤使用
【費用負担】 全額分譲会社負担
【補修完了までに
要した期間】
約2年
大規模修繕工事と同時施工