マンション修繕積立金の増額、その前にぜひ管理費の見直しを

  • Update: 2016-06-08
マンション修繕積立金の増額、その前にぜひ管理費の見直しを
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さくら事務所 編集部

マンションの大規模修繕工事、価格相場の上昇

2013年の夏以降、消費税増税前の駆け込み受注やオリンピック東京大会の決定、アベノミクス、東北の震災復興特需などと合わせ、建設工事の人材不足もあり、2016年春の今現在では、分譲マンションの大規模修繕工事の価格相場は、マンションの規模や形状・構造などによっても異なりますが、概ね20%~30%程度上昇していると感じます。

2013年春ごろまでは、外壁が総タイル張りで50~100戸程度の規模で、大規模修繕工事で建物に関わる一般的な工事をすべて行った場合、1戸あたり100万円程度を見込めば、特別な事情がなければ大きく不足することはありませんでした。

しかし、今現在同規模のマンションにおける見積価格では、1戸あたり120万円~140万円程度の金額が提示されることが多く、30戸程度の小規模なマンションでは、1戸あたり200万円を超える見積が提示されることも少なくありません。

1戸あたり100万円程度で、実施することができた大規模修繕工事が、わずか数年の間に20%~30%も高騰することは、誰にも予測できないことですから、現状ほとんどのマンションで修繕積立金が不足していると言っても過言ではなく、これに関する対策は基本的には積立金の増額しかありません。

修繕積立金増額なら長期修繕計画の見直しはもちろん、管理費の見直しも

多くの管理組合では、修繕積立金の増額を検討する際に、長期修繕計画の見直しと合わせて検討されますが、さらに管理費の見直しも含めて検討することで、管理組合の方々の合意を得ることがより容易くなります。

管理組合の方々にお話を伺うと、管理費や修繕積立金は税金と同じ感覚で支払っていることに気が付きます。

税金が道路や上水道・下水道などインフラの整備や、治安を維持するために使われているのと同様に、建物や設備の維持管理やマンション内の安全を守るために、警備などのセキュリティ費用として使われますので、感覚的には税金を支払うことと同じというのも頷ける話です。

増税の計画があると、まずは税金のムダ遣いを検証することから始めなければ、納得ができないのと同じように、修繕積立金の増額を検討する際には管理費の見直しを行い、少しでもムダをなくし管理費のコストダウンを行い、将来的な支出の予定を再確認するために長期修繕計画の見直し、そして最後に修繕積立金の増額を検討、決定するという手順を経ることによって、管理組合の方々に同意して頂くということです。

一見すると、遠回りで面倒な印象がありますが、管理組合の方々の理解を得る事ができず、修繕積立金の増額が予定の時期よりも先送りとなっている、管理組合の方々には是非実行して頂きたいと思います。

このところ、さくら事務所には以前に比べ長期修繕計画の見直しに関する、お問合せが増えていますが、その理由は先に申し上げた経済的な背景による大規模修繕工事費用の高騰によって、修繕積立金の増額を検討されている管理組合が確実に増えていることによるものですが、管理費の見直しについても合わせて検討されることをおすすめします。

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