【緊急アンケート】マンション大規模修繕工事で不安なことは?

マンションを長く安心して住めるよう健全な状態に維持するため、欠かせないのが大規模修繕工事です。

年々積み立ててきた資金をもとに、長期修繕計画に基づいてマンション全体の修繕を行ないます。

とはいえ、マンション管理組合の皆さんも工事に関してはほとんどの方が専門的な知識を持っていませんので、不安をお持ちの方も多くいらっしゃるでしょう。

そこで、さくら事務所ではマンション管理組合の皆さまに「大規模修繕工事に関して不安に思うこと」についてアンケートを行ないました。

1位は、「工事は問題なく行われるか?」

1113365票の投票の結果、「大規模修繕工事に関して不安に思うこと」としてこのような結果が得られました。

施工会社選定の際の談合や悪質コンサルによるバックマージンの問題は国交省が警鐘を鳴らすまでに話題になりましたが、多くの関心を集めているかと思いきや、今回もっとも票を集めたのは「工事は問題なく行われるか?」というものでした。

これまでもさくら事務所には「工事の手法が請負契約書(工事仕様書)のとおりになっているかわからない」「竣工検査(検収)に立会っても施工の良し悪しが判断できない」「雑な工事や手抜き工事が行われるのではないかと不安」といった不安の声が寄せられてきました。

せっかく費用を掛けて行う大規模修繕工事。どんなに見積り書や提案を吟味したところで、その計画に沿った適切な施工が行われていないと意味がありません。

専門的な知識がないとできないこともあり、不安に思う方も多いようです。

大規模修繕工事にもアフターサービス点検がある!

大規模修繕工事でも、工事完了後、一定のアフターサービス期間があり、発生した不具合を一定期間、施工会社が無償で補修してくれます。

ですが、その点検もやはり施工業者自身が行ういわば「セルフチェック」。どうしても点検が甘くなってしまう傾向があります。

アフターサービス点検で、補修すべき箇所が見つかっても正しい補修がされなければ、また同じことの繰り返しです。

例えば、雨漏り。原因となっている漏水を止める必要があるのに、表面をふき取り、上から塗料を塗り直して隠してしまうようなケースもあります。原因が解決していませんので、時間とともに同じ現象が起きるでしょう。

原因は専門家から見ると一目瞭然のはずですが、不具合の範囲が広範囲で補修が大がかりになるため、分かっていてもあえて報告をしないことも残念ながらあるのです。

修繕周期延長を見越した高耐久化工事の場合・・

特に、近年では、大規模修繕工事の周期をこれまでの12年から18年に伸長しようという取り組みが増えています。

もちろん単純に周期を伸ばすだけでは、建物を健全な状態に維持し続けることは難しく、一度の大規模修繕工事でより耐久性を伸ばせるような高耐久が叶う仕様・施工を行う必要があります。

ですが、この高耐久化工事はどこの施工会社でもできるものではありません。仕様のレベルをあげ、一度の工事の質を高めるにはその施工の品質も重要になります。

工事の品質に不安がある方は、大規模修繕工事中の施工チェックサービスなどご検討されてみてはいかがでしょうか。

マンション管理のプロがアドバイス! おすすめのサービスはこちら

お役立ちコラム 関連記事