マンショントラブル、そのとき理事さんがするべきことは?

多くの他人とシェアすることで、共用部や各種サービスなどのスケールメリットを享受できるのが、戸建てにはないマンションのメリットですが、同時に多少のトラブルはどうしても生まれてしまうもの。

マンション管理組合の理事さんはときに頭を悩まされることもあるかもしれません。

そこで今回は、マンションの住民間のトラブルとその対処法について解説します。

騒音、ペット、タバコ、いろいろあるマンショントラブル

まずは、どんなトラブルが多いのでしょうか?住民間のトラブルとしてご相談の多いものがこちらです。

A、生活音によるトラブル

B、喫煙によるトラブル

C、ペット飼育によるトラブル

D、リフォームによるトラブル

E、駐車場(駐輪場)によるトラブル

解決に向けた対処法でつまづかないように

まずは、マンション内でその問題について周知(注意喚起)しましょう。

被害を受けている方も、他の居住者にも知ってもらい、問題を周知してもらうことで気が楽になる、というケースもあります。

これを怠ると「理事会は何もしてくれなかった」と更なる不満にもつながります。

ただし、個人情報の問題もありますので、注意は必要です。

そのトラブルの原因が管理規約や細則に定めはある?

そのトラブルの原因が管理規約や細則に定めがあるか否かを見極めることも重要です。

多くの方が住むマンションですので、人間関係が悪くなってしまうことも時にはあるでしょう。

それが個人同士の相性であれば仕方がないのかもしれませんが、管理規約や細則に定められていることで起こったトラブルであればそれは放っておいていいものではありません。

管理規約や細則の不備でトラブルを生まないよう、問題があればこれを機に変更を検討しましょう。

やっぱりこれ?日頃のコミュニケーション

騒音問題は、その部屋にお住まいのご家族の姿を知っていればトラブルになりにくいといいます。

名前も顔も知らない子であれば気になる足音や声も、どこの部屋のどこの子かわかっていれば、気にならないということも少なくありません。

同じことがあっても、顔を知っている相手か知らない相手かによって、受ける側の気持ちは大きく変わります。

日頃の住民間のコミュニケーションで解決できる問題もあるかもしれません。

自分が理事長の間はタッチしたくない・・という本音

一番大事なのは、「問題を先送りにしないこと」です。

自分が理事長のときはやりたくないのでできれば先送りに・・・という気持ち、わからなくもありませんが、先送りにしても問題は解決しません。

誰かがやらなければいけないことです。

住民から相談があってもそのまま長期間放置したことで、理事会が当事者から訴えられてしまうこともあります。

今回挙げた対処法と注意点を参考に、早期解決に努めましょう。

他のマンションのトラブル事例やその解決法を多く知る第三者のプロの意見を聞いてみるのもおすすめです。

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